小野地区の紹介

 小野地区は、豊岡市の南東部に位置し、三方を山に囲まれた自然豊かで、小鳥のさえずりと小川のせせらぎが、心地よい音を醸し出し居心地のよい地区であります。地区内最高峰の法沢山を源とする小野川は、夏場の渇水期にもかかわらず、地区内の田園地帯に潤いを与えています。この豊な水は、主食米のコシヒカリ、酒米のフクノハナ、そして数多くの野菜を育てています。特に、里芋は別名”小野芋”の愛称で親しまれ、京都の高級料亭で振舞わられていました。

 往時泥沼であったこの地区を、日本海側の瀬戸の岩山を取り除き、広大な平地を切り開いたとする”天のひぼこの命”を祭神とする出石神社は土木の神様として崇められ、この地区を中心に栄えてきました。また、中世には一世を風靡した六分の一殿の山名氏の居城跡があり、まさに小野地区は古くから歴史と文化を物語ってきました。

 当コミュニティでは、これら先人たちが培ってきた偉業を後世に伝えていく取り組みを展開し、令和4年度に改定した地域づくり計画に沿って、今取り組むべきもの、取り組まなければならないもの、さらに徐々に取り組むべきものなど精査しながら一歩ずつ歩んでいきたいと考えています。これら事業を進めるには役員だけが動くのではなく、地区全員が一緒になって進めていきたいと考えています。

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